リウマチの症状と治療

SponsoredLink

リウマチの症状が起きる理由

リウマチの症状が起きる理由ですが、リウマチの症状が発症するのは、免疫システムがおかしくなることによりと起きるとされていますが、最初は関節の裏打ちをしている滑膜組織という箇所に認められます。

 

リウマチ症状の初期段階は滑膜炎が生じるため、いきなり軟骨や骨に生じるというものではないのですが、滑膜の内側に免疫系の細胞が入り、免疫システムがおかしくなることによって滑膜の炎症を招きますと、白血球が輪をかけて集まり、活性酸素や痛みの物質を出すようになります。

 

滑膜組織から腫瘍壊死因子のTNFα、IL-1(インターロイキン)やIL-6をはじめとする活性因子の炎症性サイトカインといわれる物質であるとか、活性酸素、一酸化窒素、中性プロテアーゼをはじめとする炎症を酷くする物質が続々と生み出されるようになり、炎症を酷くする物質の中で、中性プロテアーゼと呼ばれるものは、酵素の作用などにより軟骨が破壊されることが明らかになっています。

 

リウマチ症状が起きる理由は骨を作り出す骨芽細胞や、骨を破壊する破骨細胞は均整を維持しているため、普通は破壊されませんが、炎症が生じたままですと滑膜細胞が過剰に多くなり、関節の軟骨や骨のみならず、周りの筋肉や靭帯にダメージを及ぼすことになり、リウマチ症状により骨を破壊する破骨細胞が骨を作る骨芽細胞のパワーバランスを超えてしまいますと、骨が破壊されてしまうのです。

 

破骨細胞を活発にする作用として、滑膜組織から生み出されるいろいろな炎症性サイトカインの物質を挙げることができますし、リウマチ症状による軟骨や骨の破壊を阻止するためには、早期診断と早期治療が極めて重要なポイントとなります。

SponsoredLink

リウマチの症状が起きる理由関連ページ

リウマチを発症しやすい人
リウマチ症状を発症しやすい人は日本国内での有病率が0.5〜1.0%で国外でも1%くらいの有病率です。
リウマチ症状のタイプ
リウマチ症状には急激に症状が進行するという印象があるかもしれませんが、実際は徐々に症状が悪くなっていく病気です。
リウマチ症状の経過
リウマチ症状の経過はいろいろですが、単周期型、多周期寛解型、多周期憎悪型、進行性憎悪型の4つのタイプがあります。
リウマチ症状と関節
リウマチ症状の活動期の発熱や体重の低下、食欲不振、疲労、貧血、リンパ節腫脹などの全身的な症状の他に、関節にさまざまな症状が現れます。
リウマチの関節外の症状
リウマチ症状に全身症状、関節症状の他、関節外症状というタイプがあり、主な関節外症状は、リウマトイド結節、肺障害、悪性関節リウマチ、二次性アミロイドーシスなどがあります。

お問い合わせ